ずっとサブカルにふれてたい中年オタクブログ

中年オタクが、映画やマンガ、ゲームなんかをレビューしてます。時間が無くてただクダを巻いてたりもします。平日は朝7時に記事が上がるようにしてます。よしなに。

【ブックレビュ】地下室の手記【★☆☆】

ALTER EGO読書感想文 第一弾。

読み終わりました。書かなきゃ。

 

 

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タイトル:地下室の手記

作者:フョードル・ドストエフスキー(ロシア)

ジャンル:長編小説

初出:1864年

備考:光文社 安岡治子

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いや、古典と言われそうですが。

ドストエフスキーは「罪と罰」で有名な人。

 

最初は引き篭もり中年(元役人)が「人間って合理だけじゃねぇだろ」と

文句を言っているものの、自分の今は全く合理的じゃないけど

正しくもないんだよな!とかと言いはじめて

最後にどうしてこうなったか、も丁寧に説明してくれるお話。

 

最初読みながら「レベルの高い比企谷くんだなぁ・・・※1」とか思ってたけど

合理的、理性的なことに傾いても、感情的、感覚的に傾いても

碌なことにならないをわかっているが故に苦しんでいる様がスゴイなぁ、と。

(この辺りは読むきっかけになった「ALTER EGO」の主題でもある)

頭ばっかりで考えても動ききれないのは良く突き刺さりましたよ、えぇ。

そして、彼の過去のエピソードは、プライド高い人見知りが必死に動いても

言葉足らずだと周りは理解できないし本人も傷つくばかりだと。

そして、そんなどうしようもない性格では

人に意思や考え方が通じる奇跡が起きても、それすら投げ捨ててしまいかねない、

というなんとも表現しにくいお話でした。

反面教師と言えば簡単に表現できますが、

200年以上前に作られた話なんだよなぁ・・・

読んでる途中でと現代の引き篭もりやニートさんの問題がちらついてしまい

「200年前から何も変わっていない」って草葉の陰で

ドストエフスキーも泣いてそうだよ・・・。

 

ただ、最初は読みにくくてしょうがなかった。

なかなか独特な主人公でイメージに合う人がいないことと

どういう状況で語り部が動いているのかが見えなかったこと、

そして、活字を読むのが数年ぶりな自分に原因のようでした。

(目も壊してるしね)

まぁ、50ページ越えたあたりから楽しくなって

2章に入ると一気に読みきってしまいましたけど。

 

みんな俺に興味がない、俺はもっとできるんだ、回りが無能だ!もっと見ろ、とか

人なんかみんないなくなれ!リア充爆発しろ!!みたいなことを思っている人は

読んでおいたほうがいい本ですね。

自分の末路をそのまま書かれてるようなものですから。

 

もう一回読むかといわれると・・・ちょっと気力が足りませんね。

10年後くらいに読むと印象がまた変わりそうなのでその頃に。

 

※1「俺ガイル」の主人公、引き篭もり内弁慶

 

全てはここから始まった。 

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